車のサビ イメージ

鉄の塊でできている自動車は年月の経過とともにサビの呪縛から逃れることができません。今回は一般的に車で錆びやすい箇所、サビの傾向と対策について解説してみます。

車で錆びやすい箇所

ボディ関係では走行風で雨を受ける車両前面(フロントエンドパネルやコアサポートまわり)、タイヤで巻き上げられた融雪剤が付着するタイヤまわり・サイドシル下面のパネル合わせ目、水分がたまりやすいドアパネル下部などが錆びやすいです。

また足まわり関係(ショックアブソーバー、サスペンションアームなど)やブレーキローターのバックパネル等も、水分や融雪剤の影響を直接受けるため、錆びやすい箇所です。

常に高温に晒される排気系(マフラーやフロントパイプ、触媒まわり)も錆びやすい箇所で、長期的に見ると消耗品と考えたほうがよいでしょう。

コアサポートまわりのサビ

コアサポートまわりのサビ走行風で雨や融雪剤が吹き込むため、ヘッドライトまわりやパネルの合わせ目が錆びやすい箇所です。

フロントエンドパネルのサビ

フロントエンドパネルのサビ同様にフロントエンドパネルまわりも、水分や融雪剤の影響を受けやすく、特に袋状になったパネル内側からのサビは気がつきにくく、注意が必要です。

タイヤまわり フロア下面のサビ

タイヤまわりのフロア下面 錆タイヤで巻き上げられた水分や泥・融雪剤が付着するフロア下面

サイドシル下面パネル合わせ目のサビ

積み重なった錆を取り除きます一見 状態がよさそうに見えても、塗装を剥がすと・・・

サイドシル下面のサビサビが進行してしまっているケース。

タイヤハウスのサビ

タイヤハウス下部のサビタイヤハウスの下部や、フェンダーアーチの折り返し部分も水分や泥・融雪剤が溜まり錆びやすい箇所です。画像はサビが進行してパネルに穴が開いてしまっています。

スペアタイヤハウス下面のサビ

スペアタイヤハウス下面のサビ4WDのランエボでは後輪で巻き上げられた融雪剤がスペアタイヤハウスに付着しやすいようでこの部分も錆びていることが多いです。一見 状態がよさそうに見えても、塗装を剥がすと・・・

内側から進行する錆塗装の下からサビが進行しているケースもあるため、サビのチェックには細心の注意を払うようにしてください。

フロントパイプのサビ

レガシィS401 フロントパイプのサビ常に高温に晒される排気系(マフラーやフロントパイプ、触媒まわり)も錆びやすく、こちらの画像では遮熱板がサビてボロボロになっています。

レガシィS401 フロントパイプのサビ触媒付近は更に高温となるため、更に腐食が進んでいます。

排気系(マフラー)のサビ

レガシィS401 マフラーのサビ長い年月使用して腐食が進行した場合、マフラーに穴があいて爆音になり車検に通らなくなったり、マフラーパイプがサビで折損して脱落してしまう危険なケースもあります。

車のサビ対策

以上のように鉄の集合体で出来上がっている車は常にサビのリスクを抱えています。特に沿岸部や積雪地帯などの塩害地域では新車段階からサビ止め処理は必須ですし、それ以外の一般地域でも愛車を大切にして、長く乗りたい場合はサビ対策を意識するとよいと思います。

洗車(日常的な対策)

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サビ対策の基本です。海沿いや融雪剤散布地域を走ったあとは、こまめな洗車で、サビの原因となる塩分を洗い流すことを心がけてください。

サビ対策の基本 洗車シンプルな対策ですが、こまめな洗車。これが思いのほか有効です。車に付着した潮風や融雪剤等の塩分がサビのきっかけになるため、定期的な洗車により、サビの発生を抑えることができます。

ボディ表面だけでなく、ガソリンスタンドの洗車機で下回り洗浄したり、ホースのシャワーやジェットで水をかけて、タイヤハウスやフロア下面の塩分を洗い流すことが特に大切です。

アンダーコート吹き付け(車検整備ごとの対策)

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3~5年くらいで車を買い換える場合や、費用は抑えたいけれどとりあえず愛車のサビを防ぎたい場合に。

尚、海沿いや積雪地帯でのサビ止めとしては、より性能が高い塩害地域向けを謳っている防錆サービスをご検討頂くとよいと思います。

整備工場でのアンダーコート吹き付けアンダーコートまたはチッピングコートと呼ばれるコーティング剤を吹き付ける方法で、一般的な整備工場やカーディーラーにて取り扱っています。モノコックパネル内部の袋状部分を除いたボディー外板下回りの表面に施工するため費用が安く抑えられる反面、内部からのサビ防止効果は得られないほか、耐久性は2~3年程度で車検毎など定期的に再施工が必要です。

アンダーコート・チッピングコートとは?

飛び石によるキズや腐蝕から保護する溶剤タイプのコーティング剤です。 ゴム系の塗膜をつくるため、耐チッピング性に優れ、耐水性、密着性、防錆性の効果が得られます。

※アンダーコート・チッピングコートと混同されやすいですが、いわゆるシャシーブラックはサビ止め効果が弱く、やらないよりやった方が多少まし程度の効果しかないため注意してください。

ジーバート等 本格的なサビ止め処置(恒久的な対策)

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過酷な環境で酷使される働く車や、気に入った愛車を10年、20年と乗り続ける場合、大切な車を錆から守り、寿命を延ばすならこちら。

塩害地域での本格的なサビ止めを謳う防錆サービスが様々な会社から提供されています。

表面部分の施行に限られる一般的な防錆処理に対し、各社工夫を凝らした特殊なスプレーツールなどを駆使してパネルの合わせ目やモノコックパネルの袋状内部など車のすみずみまで、強力な防錆剤を施工する特長があります。

特殊な専門技術を必要として手間のかかる作業工程で、高価な防錆剤を使うため、施工費用は高くなる傾向がありますが、大切な車を 長期間 サビのリスクから守り続けることを考えると、総合的な対費用効果はとても高いと言えます。

ジーバート横浜のサビ止めをお勧めする理由

hirahrs

根っからの車好き、カーマニア・チューニングカーフリークを自称する僕が、世の中に数多くの防錆サービスがある中、自らサビ止めを手がけ ジーバートをお勧めするのはわけがあります。

本当に質の高い仕事をするためには、良いパーツ、良いツール、そしてそれを扱う作業者の確かな技術と車を愛する気持ち、どれもが欠けてはならない。 長年チューニング作業を手がけてきた僕自身の哲学。

と言っても僕たちが完璧と言いたいわけではありません。

大好きな車を大切にしたい! 苦楽をともにしてきて思い入れの深い愛車、古くなってもしっかりメンテナンスして、ずっと長く乗り続けたい。

車両オーナーさんのそんな気持ちを共有して、より良いサービスを追い求めよう。至らない点も多々あるかもしれませんが、常に丁寧・確実な作業を心がけよう、そんなことを胸に毎日を過ごしています。

ジーバート×ガレージHRSの融合=ワンランク上の上質な防錆作業をめざすジーバート横浜。数ある防錆施工、お店選びの参考にして頂ければ幸いです。

ジーバート防錆作業のイメージ ジーバートは米軍MIL規格及び日本防錆技術協会の試験 すべての規格値をパスする数少ないブランドです。市場に流通している防錆剤の中でも、防錆性能・耐久性が段違いに高く、一度の処理で10年以上の耐久性があり、長期にわたり大切な愛車を錆から守ります。

表面部分の施行に限られる一般的な防錆処理に対し、特殊なスプレーツールを使用しパネルの合わせ目やモノコックパネルの袋状内部など 車のすみずみまで防錆処理を行うことができます。

沖縄や瀬戸内、北海道や東北など塩害地区でトップレベルの実績、大手自動車メーカー各社でも採用され、自衛隊やNEXCO(旧道路公団)、電力会社など過酷な環境で使用される車両御用達 サビ止めの最高峰が ジーバート防錆です。