錆びたクルマの錆止め作業

いつもは防錆作業の「良いところ」ばかりをお伝えしているんですが、今回はあえてデメリットも正直にお話しします

「サビ止めって、実際どうなの?」と気になっている方にこそ読んでほしい内容です。正直に話すことで、皆さんに納得のいく判断をしていただけたらと思っています。


まず、サビ止めのデメリット3つ

ジーバートに限らず、サビ止め(アンダーコート)には以下のようなデメリットがあります。

  1. 施工箇所が黒くなり、見た目が変わる
  2. 仕上がりの良し悪しが、一般の方には判断しにくい
  3. 製品によってはベタつきや溶剤臭が残ることがある

それぞれ、もう少し詳しく解説しますね。


デメリット① 施工箇所が黒くなる

黒色防錆剤をボディ下面に吹き付けるわけですから、当然ながら下回りは黒くなります。

「愛車が黒くなるのは嫌だ」とか「黒く塗られてしまうと、ボディの状態を自分で確認できなくなる」という気持ちは、僕もよくわかります。

こういう場合の解決策が「クリアタイプの防錆」です。

ボディの色を変えずに防錆できるクリアコースがあります。特に新車や、美観にこだわりたい車にはぴったり。「下回りを黒くしたくないけど錆は防ぎたい」という方には積極的にご提案しています。

また、アルミ鍛造アームや社外パーツなどは養生(塗り分け)にも対応しています。ただし車載状態での完璧な塗り分けには限界もあって、ミストが飛んでしまったり、境界線ぴったりで区切れないケースもあります。

より完璧を求めるなら、ブッシュ交換などのタイミングに合わせて部品を外した状態で施工する方法もあります。余分な工賃を抑えつつ、より良い仕上がりが得られます。作業内容と費用のバランスは一緒に相談しながら決めましょう。


デメリット② 仕上がりの良し悪しが判断しにくい

一口に「サビ止め」と言ってもピンキリです。使う防錆剤・道具・作業者の技術や経験によって、仕上がりは格段に変わります。でも、一般の方にはその違いが見た目ではわかりにくい。

これが、防錆業界の「ちょっと残念な側面」でもあります。

実際、一部の中古車販売店などでは、車体の錆を隠すために表面だけシャシーブラックを吹いてごまかしているケースも存在します。

ジーバート横浜では、こんな手順で丁寧に施工しています。

  1. 錆を地肌が出るまで徹底的に除去する(ここを手抜きすると、その後の工程が無駄になります)
  2. 黒錆転換剤を錆の奥までしっかり浸透させる(表面だけ塗っても意味がありません)
  3. 塗り残しがないか確認しながら重ね塗りを繰り返す
  4. 防錆剤を吹き付けて完成

地道で手間のかかる作業ですが、この一つひとつの工程を丁寧にやるかどうかで、5年後・10年後の愛車の状態がまったく変わってきます。

また、防錆剤の耐久性も製品によって大きく異なります。ジーバートは1回の施工で10年以上効果が持続しますが、シャシーブラックのような一般的な製品は耐久性が低く、1年程度で塗り直しが必要なものもあります。長い目で見たコスパは、専門施工のほうが断然よくなる場合がほとんどです。


デメリット③ ベタつきや溶剤臭が残ることがある

これは「昔の防錆剤あるある」だったんですよね。

実は僕自身、1980年代後半に愛車のBFMRファミリア GT-AeにジーバートのRust Protectionを施工していました。当時は毎年のようにスキー場に通って、融雪剤まみれの道を走り回っていたのに、錆とは無縁だった。これは本当に実感として大きなメリットでした。

ただ当時の製品は、何年か経ってもベタつきや溶剤臭が残っていました。

現在のジーバート防錆剤は大きく改良されています。施工後数週間でベタつきも臭いもなくなりますので、その点はご安心ください。

ただし今でも、ベタついたり臭いが残ったりする製品は存在します。防錆剤・施工店を選ぶときはきちんと確認することをおすすめします。


施工事例:こんなケースで施工しています

事例① 新車(S660)へのクリア防錆施工

S660をご納車直後にお持ち込みいただき、クリアタイプで防錆施工しました。ボディの美観を一切損なわずに、将来の錆びを予防できます。新車だからこそ、サビが出る前に対策するのがベストです。

事例② 旧車(ランエボ CP9A)の錆落とし+防錆施工

長年の蓄積でミルフィーユのように積層していた錆を一枚一枚丁寧に除去し、錆転換剤を浸透させた後に防錆剤を施工。ここまでやらないと、いくら防錆剤を塗っても意味がありません。

ご依頼いただいた際は、現状をしっかり確認してから作業方針をご説明します。まずはお気軽にご相談ください。
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実際の仕上がりをチェック

施工例・お客様の声

ジムニー・ランエボ・軽自動車など、さまざまな車種の施工例を多数掲載中


よくある質問(FAQ)

Q. 新車にも防錆は必要ですか?
A. 必要です。特に沿岸部や降雪地域は要注意。新車でも使用環境によっては数年で下回りに錆が出始めます。「新車だから大丈夫」は危険な思い込みで、錆が出る前に施工するほうが費用も手間も少なく済みます。

Q. サビが出てからでも施工できますか?
A. できます。ただし、錆の上から防錆剤を塗っても意味がないので、まず錆を地肌まで落とす作業が必要になります。サビが進んでいるほど手間がかかりますので、早めのご相談をおすすめします。

Q. 効果はどのくらい持ちますか?
A. ジーバートは1回の施工で10年以上の効果持続が期待できます(製品・使用環境による)。一方、ホームセンターなどで売っているシャシーブラックは耐久性が低く、1年程度での再施工が目安です。長期的なコスパで選ぶなら、専門施工が圧倒的に有利です。

Q. 施工中、車を預ける必要がありますか?
A. 養生・防錆処理・乾燥の工程を踏むため、基本的に3〜7日お預かりしています。日程はご相談のうえ調整できますので、お気軽にお問い合わせください。

Q. 下回りが黒くなるのが嫌なのですが…
A. クリアタイプの防錆コースがあります。ボディの色を変えずに施工できますので、美観を損ねたくない方や新車オーナーの方に特にご好評いただいています。

Q. 他店の防錆施工と何が違うの?
A. 防錆の仕上がりは「見えない部分の手間」で決まります。ジーバート横浜では、錆の除去から転換剤の浸透・重ね塗り確認まで、一切手を抜きません。また、ジーバートの防錆剤は米軍MIL規格に合致する専門メーカー品で耐久性が段違いです。

もっと詳しく知りたい方へ

よくある質問(FAQ)

費用・施工期間・効果など、お客様からよくいただく質問をまとめています


まとめ:サビ止め、したほうがいい?

正直に言います。愛車と長く付き合いたいなら、サビ止めは絶対にやっておくべきです。

  • 沿岸部・降雪地域に住んでいる方
  • 山道やウィンタースポーツで走る機会が多い方
  • 10年・20年と同じ車に乗り続けたい方

こういった方は特に、早めの対策が「安い保険」になります。

一方、「数年で乗り換える予定」という方にはそこまで優先度は高くないかもしれません。ご自身のカーライフスタイルに合わせて判断してください。

デメリットも含めて正直にお伝えするのが、ジーバート横浜のスタイルです。気になることがあれば何でもご相談ください。一緒にベストな方法を考えましょう!

いつもは防錆作業の利点を紹介していますが、今回は『 サビ止め作業 ○と× 』というテーマで、デメリットについても取り上げてみます。ジーバートに限らず、サビ止め作業というと黒色防錆剤をボディ下面に吹き付けるのが一般的ですが、その性格上、以下の様なデメリットが考えられます。

  • 施工した箇所が黒くなってしまい、美観を損ねる。
  • 施工内容によって防錆効果や仕上がりに大きな差が出るが、一般人には良し悪しの判断がつきにくい。
  • 使用する防錆剤によっては、いつまでもベタベタしたり、溶剤系の匂いが残ってしまう。

サビ止めの美観について

サビ止め アンダーコート黒色防錆という性格上、施工箇所が黒くなってしまいます。そもそも愛車が黒くなるのに抵抗があったり、黒色防錆剤で覆われてしまうとボディパネルの状況が目視確認できなくなる等々、サビ止め施工を躊躇する気持ちは僕も理解できます。

S660 サビ止め クリアタイプクルマのサビ止めに重きをおくか、美観を優先するか、トレードオフになる面もあって悩ましいですが、そういう時は美観を損ねないクリアタイプの防錆コースもありますので、お気軽にご相談下さい。画像はS660の新車にクリア防錆の作業をしています。これなら大切な愛車の美観を損ねず、サビ止め対策できるので安心ですね。

サビ止めの塗り分けまた自分達は、美観等を考慮してアルミ鍛造アームや社外パーツなどは塗り分けするようにしていますが、車載状態での完璧な養生には限界もあって、どうしてもミストが飛んでしまったり、境界線箇所の塗り分けができない場合もあります。(画像の矢印箇所を見て下さい)

より完璧を期すために部品を外して作業することもできますが、その分費用がかかってしまいます。例えば、足まわり関係の場合、ブッシュ交換のタイミングで防錆作業を行えば、サスペンションアームを外した状態で施工できるので、余分な費用の発生を抑えつつ、より良い仕上がりを得ることができます。

この辺は作業内容と費用のバランスを考え最良の方法を模索しますので、オーナー様の希望をお知らせ頂いて一緒に相談させて下さい。

施工内容と効果について

ひとくくりに『サビ止め』と言ってもピンキリ。使用する防錆剤や道具、作業者の技術や経験によって防錆の仕上がりは格段に異なるのですが、一般のお客様にはサビ止め作業の良し悪しの判断がつきにくいものです。

作業内容がわかりにくいこともあり、防錆業界 負の側面として、中途半端なサビ止め作業になっていたり、一部の中古車屋さん等では、車両の錆を隠すために、表面だけいい加減にシャシーブラックを吹いてごまかしてしまうケースもあったりします。

CP9A ランエボ サビ落とし施工者側の立場で言うと、サビ止めは地道で手間のかかる作業の連続です。錆びた箇所をはつる工程も、金属地肌を出すまできちんと錆を取り除いてやらないと、せっかくの黒錆転換も中途半端になってしまいます。

積み重なった錆を除去こちらの画像はミルフィーユのような積層になっていた錆を取り除いたところで、ここまでやらないと次の黒錆転換工程を生かすことができません。

錆転換剤を吹き付けます黒錆転換中の画像。ただ表面の上っ面に転換剤をぬるのではなく、サビている箇所にしっかり薬剤を浸透させるのがポイントです。手間はかかりますが、ジーバート横浜では転換剤の施工モレがないよう、チェックと重ね塗りを繰り返して完璧を期すように作業しています

ジーバート防錆処理吹き付ける防錆剤もピンキリ。ジーバートのように1度の施工で10年以上、サビ止め効果が持続する製品もあれば、数年毎に再施工が必要な製品もあるので、お店選び・防錆剤選びは慎重にしてください。

防錆表面のベタベタや、溶剤系の臭い

時代は1980年代後半 今から約30年以上前のことですが、愛車 BFMR ファミリア GT-Aeにジーバート ラストプロテクションを施していました。当時のクルマは今ほど防錆性能が進んでいなくて新車から何年か経つと錆が出てしまうことが当たり前。ジーバート処理のおかげで 毎年 冬場は毎週のようにゲレンデに通って凍結防止剤まみれになっていたにもかかわらず錆とは無縁だったのが大きなメリット。

ただ当時の防錆剤は何年か経過してもベタつきや、溶剤系の臭いが残ってしまっていました。現在のジーバート防錆剤は改良が進んで、施工後数週間で、表面のベタつきや溶剤臭はなくなるので心配いりませんが、今でも表面のベタベタや、溶剤系の臭いが残ってしまう製品もあるようなので、防錆ブランドを選ぶときは注意して下さいね。

まとめ ~サビ止め作業 メリットとデメリット~

ここまでサビ止め作業のデメリットを取り上げましたが、塩害地域を走るクルマや、10、20年と長い年月 気に入ったクルマを乗り続けたい場合はどうしてもサビの心配がついてまわります。美観を気にして フロア下面が黒くなるのは嫌と言っても、大切なクルマが錆びてしまうのは避ける必要はあります。

極端に長い期間乗り続けることはなく サビを気にする前に新しいクルマに乗り継いでいくのか、気に入った愛車といつまでも大切に長く付き合っていくのか、皆さんのカーライフスタイルによって、サビ止め作業にもメリット・デメリットがあります。

クルマを大切に考えるオーナー様の気持ちを理解し、防錆作業に関する深い造詣と施工技術を身につけ、数あるお店の中から弊社に任せようと思って頂けるように、丁寧・確実な作業を心がけています。今後もジーバート横浜とガレージHRSをよろしくお願いします。

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