今回ご紹介するのは200系ハイエースです。
その中でも最大のサイズのひとつであるグランドキャビンの塩害地域仕様防錆+マフラー防錆作業になります。
補強や社外製のスタビライザーが装着してあり、こだわりが見られます。
通常、スタビライザーも黒のバージートで防錆するのですが、今回はこれらをクリアタイプのジーバートで塗り分けようと思います。
スペアタイヤを外し、補強やスタビライザー、マフラーなどを養生します。
どうやらタイヤハウスだけどこかで防錆しているようですが、ショックアブソーバーの上に白い跡が付いているのが分るでしょうか?
元々、そこにはゴム製のマッドガードが付いていたのですがそれを外さずに上から防錆剤を吹いているようです。
また、ショックアブソーバー付近も塗っていないのが分ります。おそらく、ショックアブソーバーに防錆剤が付くのを嫌い、周りを避けたのだと思われます。
このお車以外にもフェンダーライナーの上から防錆剤を吹いているお車を何台か見てきましたが、周りをいくら防錆していても、この塗っていない箇所が錆びてしまっては折角の防錆の意味がありません。
工賃はその分お安くなると思いますが、お車の用途に合わせて防錆を選んでいただくことが大切です。
施工後はこの様になります。
ゴム製のマッドガードを戻し、ショックアブソーバーの裏まで防錆しているのがお分かりいただけるでしょうか?
ここまで施工しておくと錆の心配もなく安心して乗るのことができます。
さて、今回は塩害地域仕様防錆なので、ボンネット裏もクリアタイプのジーバートで防錆します。
骨組みの内側には浸透タイプの防錆剤を使用し、徹底的に防錆します。
ドアの内張りも取外し、浸透タイプの防錆剤を使用します。
下回りの仕上がりはこの様になります。社外製のショックアブソーバーやスタビライザーはクリアタイプのジーバートで防錆しているため、見た目も損ないません。
また、スペアタイヤも外して施工しているので、見えない部分の錆の心配もございません。